雇用・労働相談会の石岡市開催に向けて

 今年は茨城県社会保険労務士会の県南支部からの理事に推薦を受け、6月10に予定されている総会での承認をもって、正式就任となる。

 JC卒業後は、しばらく公職を遠慮していたが、久々に活動する気持ちになっている。

 というのも、やはり震災復旧・復興に対して少しでも貢献したい気持ちがあるからだ。

 社会保険労務士の守備範囲は労働法や社会保険法であり、主管官庁は厚生労働省になる。

 主に企業の人マネジメントをサポートするものだ。

 震災以降、厚生労働省からは震災に対応した特例が発表され、困っている方には有効に活用していただきたいと願っている。

 他人のことを言っている場合でなく、当事務所も震災後の影響は少なからずあり、業績回復に向けて力強く動き出さなくてはいけないのだが、こんな時に、自分のことだけでいいのかよ、と神の声が聞こえた。

 昔JC時代に、自分は副理事長をさせていただいたのだが、時の理事長に対して、

 「仕事が犠牲になるのがあまりにつらいよ」

 とこぼしたら、上記のような「自分のことだけでいいのかよ」と言われたのを思い出した。

 そんなわけで、何か世の中に貢献したいという気持ちの中、標題にあるように、「石岡市の雇用・労働相談会」を月に1~2回、無料で実施することを市に提案させていただいた。

 心配だったのが、自分ひとりでやりきれるわけもないので、社労士の先輩たちが協力してくれるかだった。

 市への提案を受けて、近隣の先輩方にご参集を賜り、相談会への参加を依頼した。

 そうしたら懸案を吹き飛ばすように、みなが快く協力してくださるとのことだった。

 ありがとうございました。やはりこんな時代に何かをしたい気持ちは一つなのだと、胸を熱くしました。

 その詰めの打合せが明日あるので、早々に詰めて実施に向けて行きたいと考える。

 被災してしまい、貴重な命を奪われた方、いまなお苦しくつらい避難生活を余儀なくされるみなさまに比べれば、自分は何も失っていないし、何でもできるはずだ。

 男涙を汗に変えて、必死に頑張ろう!