雇用保険でマイナンバーが既に登録済かの確認方法

2020年1月27日

雇用保険でマイナンバーが既に登録済かの確認方法に「事業所別被保険者台帳」

 2018年4月5日のブログ記事「雇用保険手続で2018年5月以降マイナンバー無い場合は返戻」等で取り上げているように、来月の2018年5月から雇用保険の届出においてもマイナンバーの届出が徹底されることになっています。

一度マイナンバーを届け出れば、その後省略可能

 雇用保険への届出については、一度、マイナンバーを届け出たものについては、その後の届出は各種届出等の欄外等に「マイナンバー届出済」と記載することで省略できることになっています。

 そのため、マイナンバーの届出を最小にして流出のリスクを最小限とすることを考えると、届出等を行う段階で、届出を行おうとする従業員について、既にマイナンバーの届出を行っているか否かを把握する必要があります。

ハローワーク「事業所別被保険者台帳」の利活用

 この把握の方法のひとつとして、ハローワークから「事業所別被保険者台帳」を取り寄せることができます。
 「事業所別被保険者台帳」とは、雇用保険の取得・喪失の手続きをしている被保険者の情報が載っているものであり、被保険者番号、氏名、生年月日、資格取得日等が掲載されています。

 以前は、個人番号に関する記載がありませんでしたが、現在取り寄せると、被保険者ごとに「個人番号」欄が設けらており、届出を行った被保険者については「(記録有)」との記載が行われることになっています。

 マイナンバーの届出については、資格取得届等の際に行うことが原則になっていますが、会社が利用するシステムの都合等により、都度、届け出ることが難しい場合には、届出等とあわせ、または事前に個人番号登録・変更届によりマイナンバーの登録を行うことも可能とされています。

「事業所別被保険者台帳」依頼書は管轄ハローワークに確認

 事業所によっては、現在、届け出ていない被保険者全員に届出をしたいというケースもあると想像します。そのときは、この「事業所別被保険者台帳」の利用をお勧めします。

 なお、「事業所別被保険者台帳」を取り寄せるための依頼書は、都道府県毎、都道府県でも管轄ハローワーク毎に異なるようですので、管轄のハローワークに事前に確認してください。

雇用保険等のマイナンバー取扱に関する記事ご紹介

 2018年5月からの雇用保険等のマイナンバー取扱に関する記事は次の通りですので、ご確認なさってください。

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