「副業・兼業に関する規程」のひな形完成
最近めっきり副業・兼業への対応問い合わせが多い
厚生労働省は2017年11月20日、「モデル就業規則」のうち、副業・兼業に関する規程の改定案提示され、2018年1月には厚生労働省のモデル就業規則が改定され、公開されました。
その中で、副業・兼業を合理的な理由なく副業・兼業を制限できないことをルールとして明確化することが具現化されました。
そのあたりの状況に関しましては、過去にブログで案内しております。リンクを掲載しておきます。
それを受けてから、ポチポチと副業・兼業の問い合わせが増えてきましたが、最近はめっきり多くなってきた印象を受けます。
幹部社員が秘密で副業・兼業していたことが発覚した事件
最近ちょっと衝撃的だったのが、幹部社員がいきなり深夜に副業・兼業をしていたことが判明したことです。
定時で上がる給与の安い人であれば、生活レベルをアップさせたり維持するのに、会社の無許可で勝手に副業・兼業をしてしまうことは、確かにありえるなと考えておりましたが、これがそれなりの給与を得ている幹部社員でしたから衝撃がありました。
そして「副業・兼業に関する規程」草案作成の依頼
そのお客さまから様々お問合せをいただき、「副業・兼業に関する規程」を整備して、オープンにしたいという意図を告げられました。
そして「副業・兼業に関する規程」の草案作成を依頼されたわけです。
ところがどっこい、「副業・兼業に関する規程」の見本になるようなものは世の中に公開されているものでは見当たらず、これは自分たちで作成するしかないと、研究・調査を進めて、様々な想定を行った上で、ようやく「副業・兼業に関する規程」ひな形を完成することができました。
いずれは世に出回るのでしょうが、2019年12月中旬には見当たりませんでした。
当事務所のお客さまに限りご提供
まだ公開するには希少なので、現時点での、当事務所のお客さまに限り、必要であれば提供するという姿勢です。
こうした新規の規則・規程類の文書類は、使いながら内容を練り上げていきますが、もう少し精度を上げれば、かなり使えるようになるかなと感じている仕上がりです。
規程ひな形の目次を参考に列記
目次だけ、参考に列記してみます。分量はそれなりで、A4で6ページ、22条になりました。
- 第1条(目的)
- 第2条(副業・兼業の定義)
- 第3条(副業・兼業の許可、承認又は届出受理の基準)
- 第4条(副業・兼業を許可しない場合)
- 第5条(副業・兼業先への関与制限)
- 第6条(自営の副業・兼業)
- 第7条(副業・兼業の許可等の期間)
- 第8条(副業・兼業の審査手続き)
- 第9条(副業・兼業審査委員会)
- 第10条(副業・兼業の許可又は承認の手続)
- 第11条(短期間の副業・兼業)
- 第12条(副業・兼業の届出)
- 第13条(副業・兼業の勤務時間との関係)
- 第14条(副業・兼業の給与との関係)
- 第15条(時間内副業・兼業と給与の支給等)
- 第16条(実績報告)
- 第17条(許可等の取り消し)
- 第18条(深い関連先の講義の適用除外)
- 第19条(会社の免責)
- 第20条(副業・兼業に関しての疑義)
- 第21条(違反による制裁)
- 第22条(この規程に関し必要な事項)
- 附則
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