中小企業雇用安定化奨励金(仮称)の新設について
中小企業の正社員化推進を助成する制度を4月に新設するとのニュースを目にした。
いよいよ厚生労働省が雇用の正職員化に本格的な舵をとりそうである。
派遣社員の増加に歯止めがかからず、また派遣会社の違法行為も目立つようになった最近において、正社員への転換は大きな世の中の要請だろう。
自分は個人的には派遣の形態はあまり好きではない。
やはり、企業は責任を持って人材を採用し、しっかりと育成していくことが望ましいのではないかと考えている人間だ。
そんな中でのこの報道はとても好感が持てる。
2008年度は5億円を予算に盛り込む模様だが、早めに書く企業に伝え周知していくことが我々の使命である。
漏れなくしっかりとした告知をしていきたい。
ただまだ詳細が分からないので、分かり次第、このサイトにて追記をしていく予定である。
現在分かっている情報は次の通りだ。
2008年4月に従業員が原則300人以下の中小企業を対象にした「中小企業雇用安定化奨励金(仮称)」を始める。
正社員化する制度を就業規則に盛り込み、実際に正社員化すれば35万円を企業に支給する。
さらに正社員になった人が3人以上出れば、10人を限度に1人につき10万円を支払う。
2008年度当初予算案に5億円を盛り込んだ。
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NIKKEI NET –
(https://www.nikkei.co.jp/news/main/20080215AT3S1402314022008.html)
パートや契約・派遣社員の正社員化後押し・厚労省、中小に助成
厚生労働省は企業がパートや契約社員、派遣社員など非正社員を正社員にする動きを後押しする。
中小企業の正社員化推進を助成する制度を4月に新設する。
非正社員の待遇改善に向けた指針策定や、日雇い派遣の規制強化を含む労働者派遣法の改正も検討する。
非正社員は働く人の3人に1人まで増えており、正社員との待遇の差が問題になっている。
派遣労働の対象拡大など規制緩和を進めてきた同省は、安定雇用の重視にかじを切る。
4月に従業員が原則300人以下の中小企業を対象にした「中小企業雇用安定化奨励金(仮称)」を始める。
正社員化する制度を就業規則に盛り込み、実際に正社員化すれば35万円を企業に支給する。
さらに正社員になった人が3人以上出れば、10人を限度に1人につき10万円を支払う。
2008年度当初予算案に5億円を盛り込んだ。