各都道府県の平成24年最低賃金が決定、平均749円に

2017年9月22日

 最低賃金(時給)の今年度の引き上げ額が全都道府県で10日までに決まりました。
 全国平均は昨年度より12円増の749円でした。

 生活保護水準を下回る「逆転現象」が残っていた11都道府県のうち、解消できたのは青森、埼玉、千葉、京都、兵庫の5府県にとどまりました。
 厚生労働省が9月10日に発表しました。

 中央最低賃金審議会が7月下旬に示しました都道府県ごとの引き上げ額の目安を参考に、地方の審議会が議論していました。
 改定された最低賃金は9月下旬から順次、発効されます。

 中央の審議会が示した目安の平均は昨年の実績と同額の7円でしたが、地方の審議会では目安を上回る決定が続き、2年ぶりの2けた増となった模様です。

 改定後で最も高いのは東京の850円、最も低いのは島根と高知の652円でした。
 差額は198円で、昨年度の192円より格差は広がってしまいました。

 各都道府県の最低賃金と発効予定年月日は次の通りです。

都道府県名 答申最低賃金
時間額※1【円】
引上げ額【円】 発効予定年月日
北海道 719 14 10月18日
青森 654 7 10月12日
岩手 653 8 10月20日
宮城 685 10 10月19日
秋田 654 7 10月13日
山形 654 7 10月24日
福島 664 6 10月1日
茨城 699 7 10月6日
栃木 705 5 10月1日
群馬 696 6 10月10日
埼玉 771 12 10月1日
千葉 756 8 10月1日
東京 850 13 10月1日
神奈川 849 13 10月1日
新潟 689 6 10月5日
富山 700 8 11月4日
石川 693 6 10月6日
福井 690 6 10月6日
山梨 695 5 10月1日
長野 700 6 10月1日
岐阜 713 6 10月1日
静岡 735 7 10月12日
愛知 758 8 10月1日
三重 724 7 9月30日
滋賀 716 7 10月6日
京都 759 8 10月14日
大阪 800 14 9月30日
兵庫 749 10 10月1日
奈良 699 6 10月6日
和歌山 690 5 10月1日
鳥取 653 7 10月20日
島根 652 6 10月14日
岡山 691 6 10月21日
広島 719 9 10月1日
山口 690 6 10月1日
徳島 654 7 10月19日
香川 674 7 10月5日
愛媛 654 7 10月19日
高知 652 7 10月26日
福岡 701 6 10月13日
佐賀 653 7 10月21日
長崎 653 7 10月21日
熊本 653 6 10月1日
大分 653 6 10月4日
宮崎 653 7 10月24日
鹿児島 654 7 10月13日
沖縄 653 8 10月25日
全国加重平均額 749 12  

 

最低賃金の決定方法