今年の引上げで固定化される厚生年金保険の保険料率

2020年1月28日

今年の引上げで固定化される厚生年金保険の保険料率

 厚生年金保険の保険料率は、平成16年に行われた年金制度の改正により、平成17年度以降、段階的に引上げられてきました。引上げ幅は、毎年0.354%と大きくありませんでしたが、改正前は13.58%であった料率が最終的には18.3%と5%近く引上げられることになっています。
 そして、今回、平成29年9月に最後の引上げが行われ、具体的な厚生年金保険料額は下表のとおりとなりました。

 ※協会けんぽの健康保険料率については変更ありません。

[表 平成29年9月からの厚生年金保険料額](単位:円)

 9月は厚生年金保険料率の引上げと共に、社会保険の定時決定(算定基礎)により決定された健康保険および厚生年金保険の標準報酬月額を変更する時期となります。社会保険料控除のタイミングは会社によって異なるため、9月分の保険料をいつ支給する給与から控除するのかを確認し、新しい標準報酬月額および保険料率に変更するようにしましょう。

参考リンク

日本年金機構「保険料額表(平成29年9月分~)(厚生年金保険と協会けんぽ管掌の健康保険)」
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-gaku/gakuhyo/20170822.html

作成日:2017/08/29

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。