創業塾の講師にてかえって勉強させられた

2018年8月31日

 昨日(2011.10.08.土)、創業塾シリーズの一コマ・2時間の講師に招いていただいた。

 いただいたお題は、「人を使うためのポイント」だった。

 副題が、「労務管理と実務の基礎知識」ということであり、自分の中でのテーマが、「勝ち残る組織を築くために」というものだった。

 いつものことだが、オリジナルの資料を用意して講師に当たった。

 資料の中身は、次の通りだった。

「人を使うためのポイント 勝ち残る組織を築くために」

  1. 採用初期から育成が始まっている
  2. 創業時に活用したい助成金
  3. 労働保険と社会保険
  4. 労働基準法の遵守
  5. 恐ろしい労務リスク
  6. 組織の形態を整備しておく
  7. 指示出しとチェック
  8. 教祖を目指そう!

 前のコマでは、国民金融公庫の課長がいらしていて、「創業時融資のポイント」についての講義だった。

 30分前に会場に入り、融資についての講義を聴きながら、後ろから約20名の受講生のみなさんの受講態度などを眺めていた。

 それにしても真剣な受講態度に本当に驚いて敬服した。

 鋭い質問が出るわ、出るわ、まもなく創業するんだという熱気に包まれた会場内に、驚嘆しながら出番を待った。

 自分のパートも、2時間という時間を休憩も入れずに話をさせていただいた。

 引き続き、受講生のみなさんは真剣そのもので、ああいう態度は、話をする側にも伝わってきてしまうんだね。

 なんかいつもよりも密度を濃くして話をした気がする。

 資料は用意したものの、法的なことは調査すればわかるので、現場で起きている事件や、実務における書面に出来ない注意点を中心に、自分の拙い経験をベースに話を展開していったので、とても受けていたような気がする。

 講義終了後に名刺交換を依頼され、「今日は来て良かったです」とか言っていただいたことが嬉しかった。

 それにしても、受講している方は二十代から五十代まで幅広かったのだが、みんな真剣であり、あの態度に接した自分は、かえって勉強させられた気がする。

 密かに反省もしたね。

 「自分はあのようなひたむきさを今も持っているのだろうか・・?」と。

 教えることは教わることだと言うけど、本当にその通りだなぁと痛感した時間だった。

 受講いただいたみなさま、貴重な時間を共有させていただき本当にありがとう。