大阪北部を震源とする地震の各省庁支援情報

2020年1月24日

2018年6月18日(月)大阪北部を震源とする地震の各省庁支援情報

被災した皆さまには心からお見舞い申し上げます

 2018年6月18日(月)午前7時58分ごろ、大阪府北部を震源とした地震が起き、大阪北部で震度6弱を観測したほか、近畿地方の広い範囲で被害が出ました。総務省消防庁などによると5人が死亡したとのことですが、この地震により被害を受けられた皆様方に、心からお見舞い申し上げます。

同エリアの1596年「慶長伏見地震」

 大阪府北部地震の被災地は、過去にも大地震に見舞われているのは知られているところです。豊臣秀吉が天下を統一した時期にあたる1596年の「慶長伏見地震」では、豊臣秀吉が築いた伏見城(京都市伏見区)の天守閣の上半分が崩れ、二ノ丸も倒壊し300人余りが命を失ったとされています。

 近年、新史料の発見や遺跡の発掘調査が進み、「慶長伏見地震」は大きな被害をもたらした地震だったことがわかってきているそうです。
 南海トラフの巨大地震も心配されていますが、専門家の分析をまとめますと、90~200年の周期で大地震が起きているようです。江戸時代以降で共通するのは、この地震が起きる数十年前に西日本で内陸の地震が多くなっていることだそうです。
 地震が頻発する活動期の最後に巨大地震が来て、その後、静穏期になるのを繰り返しているとのことです。
 西日本は1995年の阪神・淡路大震災以降、活動期に入ったと考えられており、今回の地震は活動期に増える内陸地震の一つと考えることができるというから、恐ろしいことです。

現在の地震の発生状況は9世紀の状況と似ている

 現在の地震の発生状況は、平安時代初めごろの9世紀の状況と似ているという専門家もおります。869年の地震で東北地方の太平洋岸に巨大津波が押し寄せた後、西日本でも地震が頻発し、887年に南海トラフの巨大地震が起きたというわけです。

 地震の予知は難しいでしょうけど、過去の経験から学ぶことはできます。歴史をひもとけば、各地で大きな地震が起きていることが判明しています。
 過去にどんなことが起きたか知り、対策を練っておくことが必要だと言えるでしょう。

大阪北部の地震に関して各省庁から支援等の情報

 ところで、今回の大阪北部の地震に関して、各省庁から支援等の情報が公表されています。
 主要な情報のリンクを紹介させていただきます。

 地震から一週間を経過しましたが、被害を受けられた方は困り果てていることとお察しします。下記リンクの情報を参考にして、見落としが無いようにしていただければ幸いです。

参考リンク

厚労省:平成30年6月18日大阪府北部を震源とする地震関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212416.html

国税庁:6月18日の大阪府北部の地震により被害を受けられた皆様方へ
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/saigai/h30/0618.htm

中小企業庁:平成30年大阪府北部を震源とする地震に係る災害に関して被災中小企業・小規模事業者対策を行います
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/antei/2018/180618saigai.htm

連合:大阪北部を震源とする地震に関するQ&Aを掲載しました
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/kizuna/support/saigai_osaka/qa.html