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刑法の目的 [2023/05/04 07:24] – [2 刑法の謙抑制(謙抑主義)] norimasa | 刑法の目的 [2023/06/04 17:50] (現在) – [1 刑法の目的] norimasa | ||
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====== 刑法の目的 ====== | ====== 刑法の目的 ====== | ||
- | 刑法の目的を整理してみましょう。 | + | [[https:// |
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+ | 刑法の目的は何なのか整理してみましょう。 | ||
===== 1 刑法の目的 ===== | ===== 1 刑法の目的 ===== | ||
- | 刑法は、法益を保護することを目的としています(法益保護主義)。\\ | + | 刑法は、法益を保護することを目的としています(法益保護主義)。 |
刑法の目的は社会倫理ないし社会秩序の維持にあるとする立場もありますが、法益を保護すれば社会は安定し、人々は安心・安全な生活を送ることができるので、社会倫理ないし社会秩序の維持は、法益を保護した結果として生じる副次的な効果ということができます(高橋則夫『刑法総論』第4版、成文堂、2018年、p.12参照)。 | 刑法の目的は社会倫理ないし社会秩序の維持にあるとする立場もありますが、法益を保護すれば社会は安定し、人々は安心・安全な生活を送ることができるので、社会倫理ないし社会秩序の維持は、法益を保護した結果として生じる副次的な効果ということができます(高橋則夫『刑法総論』第4版、成文堂、2018年、p.12参照)。 | ||
===== 2 刑法の謙抑制(謙抑主義) ===== | ===== 2 刑法の謙抑制(謙抑主義) ===== | ||
- | 刑法による法益の保護は、法益を侵害する行為を行った場合には刑罰という過酷な制裁を科することを予告し、人を法益侵害行為から遠ざけることによってなされます。そこで、刑法の目的が法益の保護にあるとしても、あらゆる法益が刑法による保護の対象となるわけではありません(刑法の断片性)。\\ | + | 刑法による法益の保護は、法益を侵害する行為を行った場合には刑罰という過酷な制裁を科することを予告し、人を法益侵害行為から遠ざけることによってなされます。そこで、刑法の目的が法益の保護にあるとしても、あらゆる法益が刑法による保護の対象となるわけではありません(刑法の断片性)。 |
つまり、刑法による保護の対象となる法益は、それが侵害された場合に、刑罰という過酷な制裁を科すことが相当であり、また、刑罰によらなければ十分に保護することができないといえるようなものでなければなりません(刑法の補充性)。 | つまり、刑法による保護の対象となる法益は、それが侵害された場合に、刑罰という過酷な制裁を科すことが相当であり、また、刑罰によらなければ十分に保護することができないといえるようなものでなければなりません(刑法の補充性)。 | ||
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- | * [[労働基準法]] | + | [[刑法1_01|第一編 総則]] |
- | * [[第十三章_罰則|労働基準法罰則]] | + | * [[刑法1_01|第一編 総則]] |
- | * [[労働安全衛生法]] | + | * [[刑法1_01#第一編 第一章 通則|第一編 第一章 通則]] |
- | * [[安衛法_第十二章_罰則|労働安全衛生法罰則]] | + | * [[刑法1_02|第一編 第二章 刑]] |
- | * [[労働契約法]] | + | * [[刑法1_03|第一編 第三章 期間計算]] |
- | * [[パートタイム・有期雇用労働法]] | + | * [[刑法1_04|第一編 第四章 刑の執行猶予]] |
- | * [[厚生労働省モデル就業規則]] | + | * [[刑法1_05|第一編 第五章 仮釈放]] |
- | * [[育児・介護休業法]] | + | * [[刑法1_06|第一編 第六章 刑の時効及び刑の消滅]] |
- | * [[男女雇用機会均等法]] | + | * [[刑法1_07|第一編 第七章 犯罪の不成立及び刑の減免]] |
- | * [[パワハラ防止法]] | + | * [[刑法1_08|第一編 第八章 未遂罪]] |
- | * [[労災法|労働者災害補償保険法]] | + | * [[刑法1_09|第一編 第九章 併合罪]] |
- | * [[雇用保険法]] | + | * [[刑法1_10|第一編 第十章 累犯]] |
- | * [[労保徴収法|労働保険料の徴収等法]] | + | * [[刑法1_11|第一編 第十一章 共犯]] |
- | * [[健康保険法]] | + | * [[刑法1_12|第一編 第十二章 酌量減軽]] |
- | * [[厚生年金保険法]] | + | * [[刑法1_13|第一編 第十三章 加重減軽の方法]] |
- | * [[国民年金法]] | + | |
- | * [[社会保険労務士法]] | + | |
- | * [[各法令の罰則一覧]] | + | |
- | * [[日本国憲法]] | + | |
- | * [[民法]] | + | |
- | * [[刑法]] | + | |
- | | + | [[刑法2_01|第二編 罪]] |
- | * [[https:// | + | |
+ | * [[刑法2_02|第二編 第二章 内乱に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_03|第二編 第三章 外患に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_04|第二編 第四章 国交に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_05|第二編 第五章 公務の執行を妨害する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_06|第二編 第六章 逃走の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_07|第二編 第七章 犯人蔵匿及び証拠隠滅の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_08|第二編 第八章 騒乱の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_09|第二編 第九章 放火及び失火の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_10|第二編 第十章 出水及び水利に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_11|第二編 第十一章 往来を妨害する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_12|第二編 第十二章 住居を侵す罪]] | ||
+ | * [[刑法2_13|第二編 第十三章 秘密を侵す罪]] | ||
+ | * [[刑法2_14|第二編 第十四章 あへん煙に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_15|第二編 第十五章 飲料水に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_16|第二編 第十六章 通貨偽造の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_17|第二編 第十七章 文書偽造の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_18|第二編 第十八章 有価証券偽造の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_18_2|第二編 第十八章の二 支払用カード電磁的記録に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_19|第二編 第十九章 印章偽造の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_19_2|第二編 第十九章の二 不正指令電磁的記録に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_20|第二編 第二十章 偽証の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_21|第二編 第二十一章 虚偽告訴の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_22|第二編 第二十二章 わいせつ、強制性交等及び重婚の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_23|第二編 第二十三章 賭博及び富くじに関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_24|第二編 第二十四章 礼拝所及び墳墓に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_25|第二編 第二十五章 汚職の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_26|第二編 第二十六章 殺人の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_27|第二編 第二十七章 傷害の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_28|第二編 第二十八章 過失傷害の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_29|第二編 第二十九章 堕胎の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_30|第二編 第三十章 遺棄の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_31|第二編 第三十一章 逮捕及び監禁の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_32|第二編 第三十二章 脅迫の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_33|第二編 第三十三章 略取、誘拐及び人身売買の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_34|第二編 第三十四章 名誉に対する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_35|第二編 第三十五章 信用及び業務に対する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_36|第二編 第三十六章 窃盗及び強盗の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_37|第二編 第三十七章 詐欺及び恐喝の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_38|第二編 第三十八章 横領の罪]] | ||
+ | * [[刑法2_39|第二編 第三十九章 盗品等に関する罪]] | ||
+ | * [[刑法2_40|第二編 第四十章 毀棄及び隠匿の罪]] | ||
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