二交代制の場合、年次有給休暇の扱いはどのようになりますか?

 二交代制の勤務体制(1勤務は実働12時間)をとっている場合、夜勤者の年次有給休暇の扱いはどのようにすればよいでしょうか。

上記「二交代制の場合、年次有給休暇の扱いはどのようになりますか?」に対する回答

 原則的には、年次有給休暇は、午前零時から午後12時までの暦日単位で与えます。

 労働基準法では、6か月継続勤務し、その間の出勤率が8割以上あれば、翌年には10日(10労働日)の年次有給休暇を与えなければならないことになっていますが、ここでいう「労働日」は、原則として暦日によります。

 つまり、原則的には、午前零時から午後12時までの、完全な1暦日を1労働日として、年次有給休暇を付与しなければなりません。

 ご質問の場合のように、1勤務が12時間の昼夜二交代制勤務で、1勤務が午前零時を境にして2暦日にまたがる場合にも、上記の原則どおりに考える必要があります。

 つまり、二交代制勤務の場合には、1勤務について年次有給休暇を取得した場合にも、原則どおり暦日制が適用され、夜勤番の人が午前零時を境として2暦日にまたがって休暇をとった場合には、2労働日の年次有給休暇を取得したこととして取り扱います。

カテゴリー:休日・休暇

アクセスランキングトップ10

 次には、アクセスの多いQ&A記事のトップ10を表示しています。

  • (現在集計中)