アメリカの年金制度概要

アメリカの年金制度概要

 アメリカは高齢化の進展や出生率の長期的な低下によって、社会保障年金の受給者に対する現役世代の割合が、現在の3.4人に1人から2050年には2人に1人になることが予想されています。

 こうした中で、現行制度のままでは、ベビーブーマーが年金受給世代となる2010年代以降、年金財政が厳しいものとなることが予想されています。


 具体的には、2016年に支出が収入を上回り、2038年には積立金が枯渇し、現行制度で予定される給付の全てを支給することができない状況となることが見込まれています。
 かねてより、こうした長期の財政問題に対処するための改革が取り組まれています。

【支給開始年齢と必要最低保険料納付期間】
支給開始年齢・・・65.5歳から支給(67歳に段階的に引き上げ中)

【適用対象者】
・被用者
・営業者(所得が少ないものについての加入は不可)
・無業の者は制度の適用がない

【財政方式】
賦課方式

【年金額】
報酬により変化
平均年額 約1,288,800円

2006年06月04日

カテゴリー:海外の年金状況


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