====== 第十章 第二節 第三款 管理及び会員(国民年金法 ======  [[https://www.kannosrfp.com/|社会保険労務士事務所の菅野労務FP事務所(茨城県石岡市)]]が作成した法令の参照集で、可能な限りリンクでつないでいます。各ページ基本は章ごとのページにしています。 ===== 第百三十七条の八(規約) =====  連合会は、規約をもつて次に掲げる事項を定めなければならない。 * 一 名称 * 二 事務所の所在地 * 三 評議員会に関する事項 * 四 役員に関する事項 * 五 会員の資格に関する事項 * 六 年金及び一時金に関する事項 * 七 附帯事業に関する事項 * 八 会費に関する事項 * 九 資産の管理その他財務に関する事項 * 十 解散及び清算に関する事項 * 十一 業務の委託に関する事項 * 十二 公告に関する事項 * 十三 その他組織及び業務に関する重要事項 2 [[国年法_10_1_3#第百二十条(規約)|第百二十条]]第三項及び第四項の規定は、連合会の規約について準用する。  罰則:[[国年法_10_4#第百四十五条|第百四十五条]](二十万円以下の過料) ===== 第百三十七条の九(準用規定) =====  [[国年法_10_1_3#第百二十一条(公告)|第百二十一条]]の規定は、連合会について準用する。  罰則:[[国年法_10_4#第百四十六条|第百四十六条]](二十万円以下の過料) ===== 第百三十七条の十(評議員会) =====  連合会に、評議員会を置く。 2 評議員会は、評議員をもつて組織する。 3 評議員は、会員である基金の理事長において互選する。ただし、特別の事情があるときは、規約で定めるところにより、会員である基金の理事長の過半数の同意を得て、連合会の業務の適正な運営及び国民年金基金制度の適切な運用に必要な学識経験を有する者のうちから、理事長が委嘱することを妨げない。 4 設立当時の評議員は、創立総会において、[[国年法_10_2_2#第百三十七条の六(創立総会)|第百三十七条の六]]第五項の設立の同意を申し出た基金の理事長のうちから選挙する。 5 評議員の任期は、二年とする。ただし、補欠の評議員の任期は、前任者の残任期間とする。 6 評議員会は、理事長が招集する。評議員の定数の三分の一以上の者が会議に付議すべき事項及び招集の理由を記載した書面を理事長に提出して評議員会の招集を請求したときは、理事長は、その請求のあつた日から二十日以内に評議員会を招集しなければならない。 7 評議員会に議長を置く。議長は、理事長をもつて充てる。 8 前各項に定めるもののほか、評議員会の招集、議事の手続その他評議員会に関し必要な事項は、政令で定める。 ===== 第百三十七条の十一 =====  次に掲げる事項は、評議員会の議決を経なければならない。 * 一 規約の変更 * 二 毎事業年度の予算 * 三 毎事業年度の事業報告及び決算 * 四 その他規約で定める事項 2 理事長は、評議員会が成立しないとき、又は理事長において評議員会を招集する暇がないと認めるときは、評議員会の議決を経なければならない事項で臨時急施を要するものを処分することができる。 3 理事長は、前項の規定による処置については、次の評議員会においてこれを報告し、その承認を求めなければならない。 4 評議員会は、監事に対し、連合会の業務に関する監査を求め、その結果の報告を請求することができる。 ===== 第百三十七条の十二(役員) =====  連合会に、役員として理事及び監事を置く。 2 理事は、評議員において互選する。ただし、特別の事情があるときは、評議員会において、評議員以外の連合会の業務の適正な運営及び国民年金基金制度の適切な運用に必要な学識経験を有する者のうちから選任することを妨げない。 3 設立当時の理事は、創立総会において、[[国年法_10_2_2#第百三十七条の六(創立総会)|第百三十七条の六]]第五項の設立の同意を申し出た基金の理事長のうちから選挙する。ただし、特別の事情があるときは、当該理事長以外の年金に関する学識経験を有する者のうちから選任することを妨げない。 4 理事のうち一人を理事長とし、理事が選挙する。 5 監事は、評議員において一人を互選し、評議員会において、学識経験を有する者のうちから一人を選任する。 6 設立当時の監事は、創立総会において、[[国年法_10_2_2#第百三十七条の六(創立総会)|第百三十七条の六]]第五項の設立の同意を申し出た基金の理事長のうちから一人を選挙し、学識経験を有する者のうちから一人を選任する。 7 役員の任期は、二年とする。ただし、補欠の役員の任期は、前任者の残任期間とする。 8 役員は、その任期が満了しても、後任の役員が就任するまでの間は、なお、その職務を行う。 9 監事は、理事又は連合会の職員と兼ねることができない。 ===== 第百三十七条の十三(役員の職務等) =====  理事長は、連合会を代表し、その業務を執行する。理事長に事故があるとき、又は理事長が欠けたときは、理事のうちから、あらかじめ理事長が指定する者がその職務を代理し、又はその職務を行う。 2 連合会の業務は、規約に別段の定めがある場合を除くほか、理事の過半数により決し、可否同数のときは、理事長の決するところによる。 3 理事は、理事長の定めるところにより、理事長を補佐して、積立金の管理及び運用に関する連合会の業務を執行することができる。 4 監事は、連合会の業務を監査する。 5 監事は、監査の結果に基づき、必要があると認めるときは、理事長又は評議員会に意見を提出することができる。 6 [[国年法_10_1_3#第百二十六条(基金の役員及び職員の公務員たる性質)|第百二十六条]]の規定は、連合会の役員及び連合会に使用され、その事務に従事する者について準用する。 ===== 第百三十七条の十三の二(理事の義務及び損害賠償責任) =====  理事は、[[国年法_10_2_3#第百三十七条の十三(役員の職務等)|前条]]第三項に規定する連合会の業務について、法令、法令に基づいてする厚生労働大臣の処分、規約及び評議員会の議決を遵守し、連合会のため忠実にその職務を遂行しなければならない。 2 理事が[[国年法_10_2_3#第百三十七条の十三(役員の職務等)|前条]]第三項に規定する連合会の業務についてその任務を怠つたときは、その理事は、連合会に対し連帯して損害賠償の責めに任ずる。 ===== 第百三十七条の十三の三(理事の禁止行為等) =====  理事は、自己又は連合会以外の第三者の利益を図る目的をもつて、積立金の管理及び運用の適正を害するものとして厚生労働省令で定める行為をしてはならない。 2 連合会は、前項の規定に違反した理事を、規約の定めるところにより、評議員会の議決を経て、交代させることができる。 ===== 第百三十七条の十三の四(理事長の代表権の制限) =====  連合会と理事長([[国年法_10_2_3#第百三十七条の十三(役員の職務等)|第百三十七条の十三]]第一項の規定により理事長の職務を代理し、又はその職務を行う者を含む。以下この条において同じ。)との利益が相反する事項については、理事長は、代表権を有しない。この場合においては、学識経験を有する者のうちから選任された監事が連合会を代表する。 ===== 第百三十七条の十四(会員) =====  基金は、連合会に申し出て、その会員となることができる。ただし、他の連合会の会員であるときは、この限りでない。 2 厚生労働大臣は、基金又は加入員の便宜を図るために必要があると認めるときは、基金に対し、いずれかの連合会に加入することを命ずることができる。 ===== 国民年金法の関連ページ ===== * [[国民年金法|国民年金法トップへ]] * [[国年法_01|第一章 総則]] (第一条~第六条) * [[国年法_02|第二章 被保険者]] (第七条~第十四条の五) * [[国年法_03_1|第三章 給付]] *  [[国年法_03_1#第三章 第一節 通則|第一節 通則]] (第十五条~第二十五条) *  [[国年法_03_2|第二節 老齢基礎年金]] (第二十六条~第二十九条) *  [[国年法_03_3|第三節 障害基礎年金]] (第三十条~第三十六条の四) *  [[国年法_03_4|第四節 遺族基礎年金]] (第三十七条~第四十二条) *  [[国年法_03_5_1|第五節 付加年金、寡婦年金及び死亡一時金]] *   [[国年法_03_5_1#第三章 第五節 第一款 付加年金|第一款 付加年金]] (第四十三条~第四十八条) *   [[国年法_03_5_2|第二款 寡婦年金]] (第四十九条~第五十二条) *   [[国年法_03_5_3|第三款 死亡一時金]] (第五十二条の二~第六十八条) *  [[国年法_03_6|第六節 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